🛠箱庭ラボ日記──2026年4月10日


韓信(かんしん)は、楚から漢に身を投じて、賭けに出ました。

ただし、この時点の劉邦は項羽に比べて圧倒的に劣勢。

このあいだ、

箱庭コア機能のリポジトリ hakoniwa-core-cpp をふと見ました。

箱庭ラボができて、もうすぐ3年になります。

3年経って、
「はたして、なにが変わったのか?」
そう、何気なく思い至り。

リポジトリのスター数をチラッと。

箱庭って、
 成長したのか?
 何か変わったのか?
 ――そう思いはじめました。

思い出してみる

今から3年前。

「うーん、たしか、Unityで強化学習とかやってたなー。」

それから、

ドローンやったり、AR/QUEST3やったり、
「リアルとバーチャルの融合だ!」
って言ってみたり。

そんな中で、箱庭の
「シミュレーションハブ」
っていう概念に気づいて。

そのあとは、
箱庭の物理エンジンとしてMuJoCoを組み込み、
MCP対応を一気に進めながら、

万博があって、

箱庭ドローンPROのリリース。
箱庭コアPROの刷新。
ROSと箱庭の違い(ROS vs 箱庭)をまとめたり。

そして、今年にはいって箱庭のアーキテクチャの刷新。

Runtime Delegationはまだ早いという気づきに心が折れ。

でも、そこで生まれた

箱庭PDU Endpoint / RPC / Bridge / Conductor / Registry

これらを新しくリポジトリで責務分割・関心の分離に心が満たされ。

いまは、箱庭の性能をスケールレベルで証明しようと
 1024台のドローンシミュレーションやったり、
 箱庭を活用した SimToReal という新しいチャレンジを始めている。

うん、けっこうやってきたね。

ROSと箱庭の違い?

はい、言えます。

「箱庭は時刻同期と因果を扱います」

Zenohと箱庭の違い?

「Zenohは通信ライブラリ、箱庭はシミュレーション基盤」

NVIDIA と箱庭の違い?

「箱庭は水平統合、技術の民主化を狙う。」

もう少し正確に言うと、

彼らは「プラットフォームを作る側」ではあるけれど、
そのプラットフォームは、
自分たちの価値を最大化するためのものです。

箱庭がやろうとしているのは、まぎゃくです。

特定の技術や企業に依存しない、
構造そのものを共有するための基盤

もし、UnityやUnrealやNVIDIAが
箱庭のようなものを作ってしまったらどうなるか。

技術は繋がり、
境界は曖昧になり、
囲い込む理由が消えてしまう。

つまり、

「作れない」のではなく、
「作らないほうが合理的」

たぶん。

スター数3の意味について

箱庭コア機能のスター数が3の理由について考えてみました。

たぶん、
それ単体では価値を生まないから。

いいね。

最近のきづき。

仏教的に。
箱庭=「空」、何かを生み出す場
アセット=「色」、生み出された小宇宙

色即是空。なむなむむー。

成長とはなにか?

ひとの成長って、数値で表すことはむずかしい。

学校の成績とか、
本何冊読みましたとか、
いくら売り上げたとか、
IQとか、
いろいろありますよね。

でも、あーゆーのって、
「答え」が前もってあって、
それに穴埋めしていくものですよね。

きほんてきに。

それ、定量化できます。

数字にできると、安心できます。

でも。

韓信は、
そういう枠で、
はかれるやつではなかったのだと思う。

背水の陣は、愚策です。セオリーでは。

でも、彼は、あえてそれをした。

定石は、
置かれている状況や、戦う相手の心理、その場の雰囲気や、やる気で、
いくらでも変化する。

そんな気がします。

なんでそんな思考ができたのか?

しりません。

捨てること

韓信はすべてを投げ打って、漢に身を投じました。

人は、成長すると、お給料が増えたり、職制が上がったり、します。

そして、それが自分だと錯覚します。
そして、離れ難くなります。

そんな気がします。

でも、たぶん韓信は、
それらを「自分そのもの」とは見ていなかった。

あくまで、
その場に付いている「属性」。
だから、必要なら捨てられる。

あの頃の韓信は。
たぶん、そういうものを“構造として見れていた”のではないか。
そんな気がします。

だから、そういう行動がとれたのではないか。

(最後はダメでしたけどね。

この3年で箱庭は成長したのか?

「はい、成長しました」

でも、スター数では証明できません。

ごめんなさい。

そうではなく、

すくなくとも、
 ぼくの中では、
 箱庭と他との違いを言語化できる
ようになりました。

これ大きい。

3年前のあの頃。
「箱庭とROSの違いは?」
「うーん。」
でした。

そこから比べると大きな違いです。

そして、こういうプラットフォームが、
大和国で生まれた。

これも、すごいことだという自負が芽生えました。

「箱庭」
「はこにわ」

「漢字」でも、「ひらがな」でも表現できる。

日本の文化です。

世の中にはたくさんのオープンソースがあります。

でも、
 こういう思想で、
 一貫して統合されたプラットフォーム思想で、
 現代の様々な技術の潮流に対して、
 柔軟に立ち振る舞える基盤は、
そう多くはないと思います。

しずかに誇りに思えたりもします。

いいね。

おしまい。


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