箱庭ドローン・シミュレータv2.1.0をリリースしました。


2024年3月14日(木)、「箱庭ドローン・シミュレータ」v2.1.0のリリースをお知らせいたします。

最新のアップデートの詳細は、GitHubでご確認いただけます:hakoniwa-px4sim

本バージョンアップにより、箱庭ドローンシミュレータの機能が大幅に拡張されました!

特に注目すべきは、複数機体の同時シミュレーションが可能になったことです。これにより、開発者はさまざまな条件下でドローンのパフォーマンスを評価し、最適化することができるようになります。

図1. 温度ドリフトにより、機体温度が上昇しても性能が良いセンサの場合は安定飛行している様子が見えます。

今回の機能拡張の詳細は以下のとおりです。

  • 複数機体での同時シミュレーション機能
    • ドローンの機体特性パラメータを複数用意することで、機体を複数同時にシミュレーションすることができるようになりました。
    • 詳細はこちらを参照ください。
  • Python API 対応
    • PX4やQGCを利用せずに、Python API から機体操作することができるようになりました。
    • 詳細はこちらを参照ください。
  • 機体制御プログラムのチャレンジ機能
    • PX4やQGCを利用せずに、独立したC/C++言語で機体制御できるようになりました。
    • 本機能は、hakoniwa-px4simとは独立してビルド&ロードすることが可能です。
    • 詳細はこちらを参照ください。
  • ベンダ毎のセンサモデルのプラグイン機能
    • ベンダ毎のセンサ特性を組み込み、シミュレーションすることができるようになりました。
    • 本機能は、hakoniwa-px4simとは独立してビルド&ロードすることが可能です。
    • 詳細はこちらを参照ください。
  • ネイティブWindows対応
    • hakoniwa-px4sim をVisual Studioでビルドできるようになりました。
    • 本対応により、箱庭ドローンシミュレータをWindowsネイティブアプリとして実行することができます。
    • バイナリ一式を hakoniwa-px4-win.zipとして公開しています。

以下、いくつかデモをお見せします。

機体制御プログラムのチャレンジ機能

生成AI(ChatGPTとGemini)が作成した機体制御プログラムを箱庭上で動かしている様子です。

Python API 対応

箱庭上のドローンを Python API で操作できます。

ベンダ毎のセンサモデルのプラグイン機能

温度ドリフトによるドローン制御が不安定になるシミュレーションです。5台同時に動かすことで、センサの良し悪しがはっきりわかります。

ネイティブWindows対応

WindowsのGUI操作で箱庭ドローンシミュレータを試すことができるようになりました。

合同会社 箱庭ラボ 担当:森崇


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