本日は嬉しいお知らせがあります。なんと、NCES(名古屋大学大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター)の GitHubリポジトリ(ncesnagoya)で、Zumo & Arduinoの箱庭シミュレータがオープンソース化されたのです!
今回公開されたシミュレータの概要
今回オープンソース化された箱庭シミュレータの特徴は以下の通りです。
- リアルなシミュレーション:Zumoの3Dモデルを使用し、Unity上でZumoロボットの動作を再現します。
- API互換性:ArduinoのAPIを箱庭ランタイム側で再現し、実機と同じプログラムでシミュレーションが可能です。
- 簡単なセットアップ:オープンソースで提供されるため、誰でも自由にダウンロードして使用できます。
なお、本シミュレータは、OSC2024 Tokyo Spring にて、デモ展示されており箱庭ラボのブログでもご紹介させていただいたものです。
GitHubリポジトリの構成は以下の通りです。各リポジトリのREADMEで、インストールおよびシミュレーション手順が詳細に説明されております。
- 箱庭ランタイム側
- 箱庭Unity側
ArduinoやZumoをシミュレータで手軽に試したいとか、ロボットのプログラム教育を検討されておられる方にとっては貴重なリソースです。ぜひお試しください!
Zumoとは?
Zumoは、小型で軽量なロボットプラットフォームです。一般的には、教育目的や競技向けに使用され、ライントレースや障害物回避などのプログラミングを通じて、ロボット工学の基礎を学ぶのに適しています。簡単に組み立てられ、手軽にプログラミングできるため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
Arduinoとは?
Arduinoは、オープンソースのマイクロコントローラーボードです。豊富なライブラリと活発なコミュニティサポートにより、電子工作やプロトタイプ開発が簡単に行えるプラットフォームです。C/C++言語でプログラミングができ、様々なセンサーやアクチュエーターを制御することが可能です。
箱庭とは?
箱庭(Hakoniwa)は、箱庭プロジェクトで開発されているオープンソースのシミュレーションプラットフォームです。ETロボコン用のシミュレータから始まり、ROS向けのロボットからPX4/ドローンまで、様々なドメインのシミュレータを同じ仕組みで構築できるシミュレータの共通プラットフォームです。
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