🛠箱庭ラボ日記──2025年10月23日


このあいだ、ふと、目にしたアニメの一言が忘れられないでいます。

「魔術師」と「魔法使い」は違う。

たしか『魔法使いの嫁』というアニメの中の一節だったと思うのですが、
正確には覚えていません。
でも、なぜかその言葉だけが、ずっと心のどこかに残っているんです。

箱庭ドローンのリリース間近

そんなことを思いながら、今日も朝から、箱庭ドローンのリリースに向けた作業をやってました。

昨日までは、リリース前のテストでピリピリ、バグが沢山でて心が折れて、
1つずつ直していく。そんな日々でした。

今日は違います。ドキュメントを書く!
– こんな機能を作りました。
– こうやってアップデートしてね。
的な。

最後に、一通り、ドキュメントを書き上げ、
「今回も、1つ仕事やったな」
と思いました。

ところで、なんで箱庭ドローンシミュレータができたと思います?

何回か、過去のブログでお話ししてきましたが、
これって、10数年前に牧野さんっていう人に出会ってなかったら、生まれなかったんですよね。

リーマンショックで、ぼくの仕事がなくなり、
牧野さんがLinuxカーネルエンジニアを探していて、
ぼくがたまたま仕事あぶれて空いていて、
人づけて牧野さんと出会った。
で、一緒に、たった3ヶ月間だけ仕事をした。

そのつながりがあって、10数年後に、

「牧野さんが、箱庭を見つけた。」

で、僕がたまたまJASAに呼ばれて、箱庭を紹介した。
オンライン越しで、牧野さんが、「あれ?これ、森くんじゃん」
ってなって、箱庭ラボ立ち上げ数日前に福井に来られて、
飲みながら、「一緒にドローンシミュレータ作ろうよう!」
ってなって、難しい要件だけ置いて風のように去って行った

残されたぼくは、箱庭の技術を世の中に出していくために、
「箱庭でドローンシミュレータを作ろう!」
ってなって、
今では、
「箱庭ドローンでデジタルツイン?」、できますけど何か?
「箱庭ドローンでAI連携?」、できますけど何か?
「箱庭ドローンでScrach連携?」、できますけど何か?
「箱庭ドローンでMuJoCo連携?」、できますけど何か?
「箱庭ドローンでAR連携』」、できますけど何か?
「なんなら、万博まで出しちゃいました」何か?
ですよ。

プロセスと結果にいて

ふつう、企業が何か新しい製品を作る時って、
コンセプト→マーケット→シーズ→開発
みたいな感じじゃないですか。

理詰めですよね。

この流れで、今の箱庭ドローンの要求を考えて、作ろうってなった場合、
たぶん、うまくいかないと思うのです。

ここ最近、ほんとそう思うようになりました。

なぜか?

それは、「理由が先にあるものは、奇跡を生まない」からだと思います。

理詰めで考えたプロジェクトは、
最初から“正解”が決まっている。
だから、途中で出会う偶然や人の情熱に
耳を傾ける余白がなくなってしまうんです。

でも、箱庭ドローンは違いました。
あれは「作ろう」と思って始まったんじゃなくて、
出会いが、勝手にプロジェクトを始めてしまったんです。

目的や計画の前に、
「なんか、やってみたいよね」っていう衝動があった。
そこから全部が始まった。

理屈ではなく、
“やりたくて仕方ない”
という感情が最初にあったから、
途中で何度バグに潰されても、また立ち上がれたんだと思います。

魔術師と魔法使いの違いについて

話は戻りますが、記憶がうろ覚えで申し訳ないのですが、
たしかあのアニメの中で、こう言っていた気がします。

魔法使いは、「奇跡」なんだ、と。

魔術師は、理を理解し、式を組み立て、
結果を導き出す。
でも、魔法使いは違う。

彼らは、妖精や精霊などの力を借りて「奇跡」をおこす。

なんか、よくないですか。

Gemini連携について

あ、忘れてました。明日のリリースに向けて、Gemini連携も正式に出します!

これがデモです!

おしまい。


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