今回は、未来社会に向けた箱庭の応用技術についてお話ししたいと思います。
箱庭が考える未来のロボットサービスのアーキテクチャ
前回の記事(ROSCon JP 2023で「リアルとバーチャルを融合する技術・箱庭 & mROS 2」を紹介してきました)で少し触れましたが、箱庭WGでは、近い将来、リアルとバーチャルの融合体験ができるような環境が求められるに違いない!と勝手に思ってます(妄想かもしれませんが・・)。
上図は、そういった未来に対して、現状と起こり得る未来の姿をアーキテクチャ図の中でまとめたものです。
- ROS のカバー範囲(Coverage of ROS)
- 今現状困っている範囲(How to Integrate?)
- 近い将来やってくる範囲(What to do?)
箱庭では、近い将来、「生成AIエージェント」と「ゲームのバーチャルな世界」がロボットサービスに組み込まれる時代が来ると考えています。
リアルとバーチャルの融合体験
そんな仮説を持っているので、箱庭では、想定されるシステム例として、下図のものを考えています。
上図は、上下で分かれています。上側はバーチャルな世界です。下側はリアルな世界です。そして、これらの世界は互いに連携しています。
リアルなロボットは、バーチャルな世界でもデジタルツインのように連携して存在しています。
ここまでは普通なのですが、ここで特徴的なことはバーチャル信号の存在です。この信号、リアルな世界には存在していません。
しかし、ARデバイスをつければ、バーチャル信号を見ることができます。バーチャルな世界で制御された信号をリアルな世界でそのまま見ることができるということです。これが実現できれば、数百万円もする信号をリアルな場所に設置する必要がなくなりますよね。
次に、この世界では、ARデバイスを通して、リアルな世界にいる人はバーチャルな世界でも同時に存在しています。
バーチャルな世界ではゲーム空間と同じですから、AIエージェントがゲームキャラクターとして存在できますので、バーチャル空間で人とAIエージェントが対話することは当然可能となります。また、近づいてお互い干渉させることも可能です。
一方で、リアルな世界では、ARデバイスをつけていれば、AIエージェントをリアルに見ることができます。少し離れたところにいるAIエージェントが自分を見つけて、近づき、手前で止まって語りかけてくれるようなことができてしまうわけです。
なんかワクワクしてきませんか??
大阪万博!
こういう未来像を持っている箱庭では、大阪万博に出展するという「夢」を持っています。
大阪万博では、このような未来世界を体験できるように出展先を探しています!
今日(2023/10/3)は、これから大阪で相談しに行ってきます。
また、別の機会に、万博出展に向けた状況を共有したいと思います。
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