Urban Mobility


箱庭ラボのUrban MobilityHakoniwa Urban Mobility

実在の街で、
「もしも」を試す。

PLATEAU の実在の都市を、そのまま試せる街に。車・カート・ドローン・人を同じ街に置き、リアルタイムに動かして、どの端末のブラウザからでも見られます。道路の勾配、路面の雪や氷、接触、風。現地では試しにくい「もしも」を、物理シミュレーションで繰り返し確かめます。

実在の街を、物理モデルに。
乗り物と人を、同じ街で動かす。
ブラウザで操作して、すぐ見る。
  • 街を作る:PLATEAU の 3D 都市モデルから、建物・道路・地形を当たり判定つきの物理モデルに。
  • 乗り物と人を置く:車・カート・ドローン・人を、同じ街でリアルタイムに動かす。
  • 「もしも」を確かめる:突風、ローターの故障、凍結した坂。結果を数字で比べられる。
  • すぐ試せる:Windows は、ダウンロードしてダブルクリックするだけ。スマートフォンからも操作できる。

動画で見る

上空から見た都庁周辺:道路、歩行者デッキ、高層ビル
PLATEAU の都市モデルから作った都庁周辺。道路、歩行者デッキ、高層ビルが当たり判定つきで並ぶ
箱庭カートに乗る人
人がカートに乗り、街を移動する
Urban Studio で乗り物を配置する画面
Urban Studio:ブラウザで場面を組み立てる

できること

街を作る

PLATEAU の 3D 都市モデル(または OpenStreetMap)から、建物・道路・橋・地形を、当たり判定つきの物理モデルにします。屋台や停留所、路面の状態(乾燥・濡れ・雪・氷)も置けます。

乗り物を置く

ゴルフカート、箱庭カート、車(ルートやゲームパッドで走る)と、ドローン(飛行計画やゲームパッドで飛ぶ、群れでも)。既存の箱庭のシミュレーターを、同じ街に集めて動かします。

人を動かす

人が歩き、停留所で待ち、カートに乗ります。乗り物と人が同じ街で関わる場面を作れます。

ブラウザで動かして見る

Urban Studio で、街・乗り物・ルート・飛行計画を組み立て、リアルタイムで動かし、3D で見ます。同じネットワークのスマートフォンや別の PC からも操作・表示できます。

Urban Mobility は、既存の箱庭のシミュレーター(車両・ドローン)を同じ街に集めて動かす仕組みです。それぞれの車両のモデル、フライトコントローラ、物理エンジンを置き換えるものではありません。

街を選ぶだけで、物理の街に 操作はすべてブラウザで

地図で範囲を選ぶと、PLATEAU の取得から、表示用の街(GLB)と物理用の街(MuJoCo の MJCF)への変換までを自動で行います。

  • 建物ごとに形を診断して、物理の表し方を選ぶ(高架の下や張り出しの下の空間を残す)
  • 地形(2 m 間隔の標高)、道路、路面標示、橋も変換
  • 当たり判定をまとめて軽くする(都庁の地区 63 棟で 5,279 → 3,902 個、形は変えない)
  • 東京(都庁・渋谷)、沼津、札幌、金沢、広島、沖縄で、同じ条件の変換を確認

実験の記録 シミュレーション内の計測 実在の街で「もしも」を試した 5 つの例

空 デモ1 都庁の屋上を、ドローンで一回り

問い:北西から 15 m/s の突風が吹いても、縁から 5 m 内側に見込んだ余裕で足りるか

縁までの最短距離計画 5.2 m → 無風 4.2 m、突風 3.0 m
計画からの最大のずれ無風 1.8 m、突風 3.5 m
縁の外へのはみ出し0 m

見込んだ余裕の中に収まった。このモデルと条件では、計画は成立した。

空 デモ2 外壁の点検中に、ローターが止まる

問い:壁から 3 m の点検で、壁へ向かう突風に押されたら。プロペラが壁に触れて 1 基止まったら、どこに落ちるか

触れた瞬間の壁までの距離0.76 m(無風なら 2.7 m)
落ちた先建物から 2〜7 m。面によって、歩道橋やデッキの上
落ちるまで約 4 秒、約 2 kJ でぶつかる

3 m の見込みでは足りなかった。落ちる先は、実在の街の形で決まる。

空 デモ3 ドローンが、橋の下をくぐり抜ける

問い:同じ航路・無風で、当たり判定の作り方だけを変えたら

今の当たり判定通り抜けた(橋の裏まで 2.4 m、路面まで 2.5 m の余裕)
1 つのメッシュのまま(比較用)見た目は 6.3 m 空いているのに、入口でぶつかった

見た目は同じでも、当たり判定の作り方で結果が変わる。橋の形を保って物理に変換しているから通れる。

地上 デモ4 都庁の南西の坂道を、カートが下る

問い:雨や凍結の日も、約 3.4° の下りで「止まれ」から止まれるか(速さ 3 m/s)

乾燥(摩擦 0.8)2.0 m で止まる
雨(0.5)3.1 m
圧雪(0.25)9.1 m
凍結(0.15)止まれず横向きに
凍結(0.10)滑り続ける

凍結した坂では止まれない。路面ごとに、走らせてよいかの判断材料になる。

地上 デモ5 札幌駅前、雪の日に駅からお祭りの会場へ

問い:同じ凍結でも、道の形が違えば止まれるか。停止の案内をどこに置けばよいか

約 3.4° の坂(凍結 0.10)止まれない(約 40 m 滑る)
駅前の道(約 0.2°)10 m 以内で止まる
停止の案内の位置乾燥 2 m、雪 5 m、凍結 12 m 手前

止まれるかは、道の形で決まる。測った停止距離から、案内の位置を決めて確かめ直した。

数値はすべてシミュレーション内の計測です。ドローンは 9 kg の 6 発機(カスケード PID、物理の刻み 1 ms)、カートは 348.6 kg(物理の刻み 2 ms)。風は箱の中だけ一定の 15 m/s。ローターが止まるのは「触れたら 1 基止まる」という仮定です。このモデルと条件での結果であり、実機での結果を保証するものではありません。

すぐ試せる 3 つのシーン

都庁:カートと人
都庁:カートと人
箱庭カートが人を乗せて歩行者デッキを走り、下の道路を車が走ります。
都庁:ドローン
都庁:ドローン
ドローンが屋上のヘリポートから離陸し、飛行計画に沿って高層ビルの間を飛びます。
札幌駅:雪の夜の屋台
札幌駅:雪の夜の屋台
箱庭カートが駅から人を運び、明かりのついた 12 の屋台とにぎわう広場へ(ビューアの夜モード)。

Urban Studio の Simulation タブで場面を選び、Configure、Start の順に押して、ビューアを開くだけです。

動かし方

Windows:インストール不要

リリースから hako-urban-studio-win64.zip をダウンロードし、短い英数字のフォルダ(例:C:\hako)に展開して、start-urban-studio.bat をダブルクリック。ブラウザで Urban Studio が開きます。

macOS・Linux

Hakoniwa Business Pack の環境から起動します。自分の街を作る手順も含めて、日本語のクイックスタートにまとめています。

スマートフォンや別の PC から

シミュレーションを動かす PC とは別の端末から、同じネットワーク越しに操作・表示できます。Urban Studio の画面に、スマートフォン用の QR コードが出ます。

確かめた動作環境 2026年10月、リアルタイム(RTF 1.0)

端末CPU・GPU確かめたこと
MacBook Pro(macOS)Apple M2 Pro車・ドローン・統合のデモ
Windows 11 のノート PCIntel Core Ultra 7、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop車とドローンのデモ。リポジトリからとポータブル版から
iPhone(遠隔のブラウザ)―Wi-Fi 越しに Urban Studio を操作し、ビューアを表示

シミュレーションは CPU で動き、GPU は不要です。3D の表示(ブラウザ)は GPU を使うので、表示する端末には性能のよい GPU をおすすめします。

ライセンス

  • Urban Mobility 本体は、MIT ライセンスのオープンソースです。GitHubで公開しています。
  • 車・カート・人だけを使う場合は、商用でもオープンソースの範囲で使えます。
  • ドローンを使った商用利用には、箱庭ドローンPRO ライセンスが必要です(研究・評価など商用でない利用は、オープンソースの範囲)。

自分たちの街・車両で試したい

自社の対象地域の街づくり、独自の車両モデルや制御との連携、検証シナリオの設計まで、導入から支援します。

コンサルティング・導入支援 / お問い合わせ

いまの状態と、これから

  • macOS と Windows 11 で、リアルタイム(RTF 1.0)で動きます(リポジトリから、Windows ポータブル版から)。
  • まだのこと:ルートで走る車どうしの衝突回避(交わるルートでは衝突し得る)、ドローンと車の接触(いまは一方向のみ)。

v1.0.0 のリリースについては、リリースのお知らせもご覧ください。

データ:2026年10月時点。PLATEAU は国土交通省の 3D 都市モデルです。

GitHub:hakoniwa-urban-mobility 箱庭ドローンPRO ライセンス コンサルティング 製品・サービスに戻る

トップへ戻る